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鞆の浦 架橋計画 [日本のひろば]

《鞆の浦 見学》 091225

東京から高速バスで福山に行く。朝6時に到着。福山駅には、鞆の浦の観光ポスターが目立つ。福山市の唯一の観光名所なのだろうか。鞆の浦行きのバス、始発6時40分に乗った。南に14km、所要時間30分間。河沿いに走り、瀬戸内海に出る。日本で最初の国立公園の一つとして指定された“瀬戸内海国立公園”を代表とする景勝地。おだやかな海には鳥居のある弁天島、砂浜の美しく、子どもの時に泳いだり、魚釣りをした仙酔島と皇后島が見える。


鞆地図.jpg鞆図面.jpg


“鞆の浦”は瀬戸内海のほぼ中央、このあたりで潮の流れが変わるため潮待ち風待ちの港として栄え、歴史的な事件や様々な伝説が残っている(イラストマップから)。











500m程度の湾曲した海岸線、鞆のシンボルの常夜灯、干満の差がはげしいために出来た、鞆港の階段状の石の船着場(雁木)の景観が美しい。(点在する喫茶店、土産店などのお店は、地元の人と協力しながら外部の人も経営している)街並を大切にする思いが伝わってくる。
鞆海岸2.JPG鞆浦階段.JPG












 点在する様々な景観、外灯、郵便ポスト、サヨリのみりん干し

鞆干し魚2.JPG鞆海岸.JPG








街を看視する鷲、漁船をロープで繋ぐ石杭、車で魚を売る光景など楽しめる。

鞆光景.JPG鞆とび.JPG






《現状の社会問題》


歴史的にも重要な街、鯛網で有名な鞆の浦の港には、他県からも数多くの観光客が訪れる。平日でさえ、車の往来でゆっくり街の中を散策することができない。
鞆浦通り.JPG


周辺の人にとっては東と西を結ぶ二間程度の国道は、通勤のための重要な道路。通勤時、帰宅時の朝、夕はかなりのスピード(20~30km/h)で走る。それでも、地元の人たちは車を上手にかわし。しかし、土曜日と日曜日は、狭い国道に慣れていない観光客のために、一層危険な道路となり、街は北と南に二分されているように感じられる。各家の前にはプラントなどを置き、道路側の扉が壊れないように自己対策をしているとのこと。


《環境・街・対策》


24年前、国道を直線で繋ぐために、海を架ける橋が計画された。橋が景観を壊すということで、反対運動により裁判が開かれて、計画は中止。その後、選挙により橋の推進派の広島知事は、交代した。しかし、その後、いまだに結論が出ていないと言われている。

山の上のバイパスの利用は、緊急時を考えると、積雪で問題があり、街の後方の山を掘りトンネルを築くことがあるが、検討されている。

《私の提案》


トンネルの道路が出来るのを待つのではなく、街の存在意義を実用面から捉えて、市民と観光客に訴える。街の自立を考えることは出来ないのだろうか。

  1.湾曲海岸線を日本的な広場として

  2.地域限定の歴史保存地区として
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