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香港の点景 出来事 [思い出の都市]

《香港ひとり歩き》

香港をひたすら歩き、地下鉄(MTR)とトラムとバスを利用して見学した。食事は安く、おいしかった。
九龍半島の油麻地、佐敦、尖沙咀は、日本の新宿、池袋、池袋の繁華街だろうか。世界的な商業の中心地は香港島の上環、中環にある。天后あたりまで来ると、繁華街はさびれている、静かな地域だ。私は、香港島の観光が好きだ。九龍半島は疲れる。


「食べること」

年齢的にも肉は避けて、魚と野菜と麺類とお粥を食べた。20~30HK$あれば食事ができる。朝8時ごろから飲茶など店は繁盛している。ケンタキーフライドチキン、マクドナルドなど外資系の店もあるが、本当に食べることが好きだ

私が入る店はかならず、お客が多い店を選ぶ。香港の人たちは、私のように一品を選ぶことはしない。例えば、お粥なら焼きそばのようなものと一緒に食べる。上海で見かかえたように、床にぺ、ぺ、と吐き出すことはしない。かっこよい食べ方ではないが、肘をつき楽しく会話をしながら食事をする。喧嘩でもしてるのではないかと思うほど大きな声。私のように一人で食べてる人はいないから、少し目立つ。

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「タワーマンション」だらけ

どこに行っても高層マンションが建っている。香港島の東から西端まで行ったが、やはり高層マンション。彼らに言わせると、土地がないからという(私のお客様の話)。確かにそうだ。平地がなく、海際をトラム、MTRが走っている。後方は山。山の斜面を利用して墓がある。

マンションの建設には中国の建設会社が多いと思う。日本企業は見当たらなかった。どんな建物も、竹で足場を組み、岩盤の上に建つので杭がない。自然の力は強いから、いつそのまま倒れるやらと少し心配になる。価格は3000,4000万円以上はする。億単位のものもある。価格は日本とあまり変わらないのでは思った。
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「トラムが走る」

トラムをよく利用した。バスもそうだが、必ず2階に上がり、最前列に座る。朝、夕方の通勤時はラッシュ。停まる箇所が、100m間隔ぐらいかと思うほど多い。それだけに安心して乗ることができる。バスも停まる箇所は多いが、行先を確認して乗る方が良いだろう。それだけに地図は手放すことができない。トラム同士すれ違う時の恐怖感がある。トラム同士の離れが50cmもないだろう。30㎝ぐらいだろうか。距離を測ることができなかった。

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「地図」探し

本格的な本屋を探すのが大変だった。まともな地図を買いたくて、本屋探しをした。セブンイレブンなどの店にあってもいいのだが、ない。キオスクにもない。本屋に行っても印刷物は少ない。建築家、隅研吾の作品集はあったが、専門書なども少ない。印刷物と文房具は日本が世界1と思う。


「両替、銀行探し」

毎回、海外旅行では両替には悩まされる。安いレートで両替したくない。少しでも、良いレート先を探したくなる。

香港からホテルにバスかタクシーで行くにしても、香港ドルが必要。香港に着くのが、12時過ぎになったら両替所がしまったらどうしようと思ったが、成田を時間通りに発つことが分かり、大丈夫だろうと思い、安いレートの成田(円が国外に流出するのが少ない方が良いのだろうが)で両替はやめた。そして、香港で5000円をレート0.91、420ドルぐらいで両替。

両替について少しお話を。10円が1HK$とガイドブックに書いていたので、それを目安に捜した。ホテルでも両替はしているが、あまり良くはない。両替専門の店はたくさんあるが、レートが良くない。或いは手数料をたくさん取られる。いろんなところで、探した。有名な観光地には、かならず両替所があった。銀行によってもレートは違う。どうも地元の銀行が良い。しかし、すべての銀行が、両替をしているわけではない。本来なら、1階にレートの電子版があると思っていた。それを目安に捜したが、希望する銀行を見つけることができなかった。

一般の大きな銀行に入って尋ねた。旺角駅にある銀行を紹介され、指定された銀行に行き、パスポートを見せて、やっと両替できた。安心して買い物、食事ができた。



「私の好きな景観」

香港で、私の好きな景観は、階段と建物との構成だろう。階段の途中にあるお店も何か新しいことが発見できそうだ。店舗内に中庭、狭いカウンター越しの会話…など。
階段の下から見るのも良いが、やはり上から下、前方を見る景観が好きだ。


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「新聞は無料」

香港に来て、タワーマンションの林立には驚いたが、もう一つ驚いたことは新聞が無料で配布されていること。経済、スポーツ、三面記事など新聞とほとんど変わらない充実した新聞をすべての人に配布している。それも一紙だけでなく、英語の新聞と中国語の新聞と数誌ある。
思想的なことが含まれているかは分からないが、読み書きの教育にはなる。最近日本では新聞、雑誌など売れなくなり、漢字を書けなくなった人が多い。

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「MTR地下鉄」

車内での飲食は禁止のためだろうか、日本のように乗り物の中で食べたり、飲んだり、お化粧したりする人は見かけなかった。バスも同様。

MTR内は、宣伝ポスター小さい、吊り棚がない、吊り輪もシンプル。椅子が清潔な金属製。幅は2700、高さは2070。幅は中央、総武線並みの広さがある。高さは大江戸線並みに低いが、デザインは彫刻的に凹凸を持たせているので広く感じた。

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参考に日本の地下鉄の高さと幅(単位はmm)を紹介しよう。大江戸線の幅が知事の配慮で一番狭い。
都営 大江戸線 幅 2150 高さ 2070
   半蔵門線 幅 2560 高さ 2230
東西線     幅 2640 高さ 2230
南北線     幅 2590 高さ 2300
千代田線    幅 2610 高さ 2270
東急目黒線   幅 2570 高さ 2230(半蔵門線とほぼ同じ)

参考に中央線と総武線は幅2730 高さ2270
   亀戸線     幅2610 高さ2200



「“珍寶海鮮舫”」での食事

普通ではできない、船上レストランの食事。今回が2回目。初回も友人に連れて行ってもらった。以前の景観は素晴らしかった。レストランに行くアプローチにボート、ヨットもなく高層マンションも見えなかった。www.jumbo.com.hk/jap/main.php

レストラン“珍寶海鮮舫”内部は、団体客用と特別接待用に別れている。。今回はお客さんに接待してもらった。中環にオフィスを構えるAさんの秘書と同行。高級ベンツで“珍寶海鮮舫”の近くまで行く。そして、30人程度乗れる船で。
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残念なことにアルコールがダメ、また私が小食。おいしかった。


「果物」

果物は安くておいしい。
日本ほど果物の種類は多くない。りんご、梨、桃は外見が今一だったので、買わなかったが、オレンジも安いし、ブドウのつぶも大きいし、おいしかった。とうきびのジュースはおいしくなかった。焼栗を食べるのを忘れた。

写真のリンゴと梨の間の果物が何かわからない。

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「帰りの飛行場での出来事」  注意すること


海外では、文化、習慣が違うため、かならず何かを学ぶ。
今回は以下の2点を勉強した。

1.同調、協力、色気を出すよりは、自分の主張をしっかりすること
2.席を確保するために私物を置かないこと

帰りは、飛行場に午前6時30分までに行くこと。前日、電車の操業は午前6時のため、タクシーで飛行場に行くことにした。前もって金額を聞いたら30ドルと教えてもらっていたので、所持金は50ドルだけを残すことにしていた。

当日、台風と遭遇した。タクシーは、“危険を考え40ドル”と言われた。少し討論になったがしょうがない。すごいスピードのためか、30分足らずでで飛行場に着いた。地下鉄より早い。メーターを見たら22㌦。そして、デルタのカウンターで“飛行機が、台風のために遅れるかもしれない。他の飛行機に乗換える場合、協力してもらえるかどうか”、“もし協力してもらえるならアメリカドルで20$差し上げます”と打診された。急ぐ旅行ではないし、協力することにした。

そして、出発定刻になり、搭乗案内。協力者は空席があれば、荷重的に問題がなければということで、乗り込みが最後になった。なんと協力者はわずか6名。これはおかしい、みんな協力すべきだと思いながら、イライラしながら、点呼を待った。椅子を立ったり、座ったり、…。

椅子を確保するために、本と新聞を置いた(鞄を置くと盗まれるから)。本当に、2~3分だと思う。大切な本が無くなった。 隣の席に座っていた中国人に聞いたら、“掃除をする人が持って行ったのでは”と教えてくれた。掃除のおばさんを探した、倉庫に収納されていた。良かった。日本人はどこでも席を確保するために私物を置く、盗まれないという信用で持って、でも海外ではそういうわけにはいかないことを勉強できた。




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