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イタリアの広場 まえがき動機 [イタリアの広場]

【イタリアの広場】まえがき
74歳をむかえようとする今、初心に戻る。1978年頃だろうか新宿の壁装館で、今は亡き岩本博行氏(1913~1991年竹中工務店)の講演に出席した。講演の内容で、ひとつ気になったことがあった。表現・言葉は違うだろうが、要旨は「京都、龍安寺の石庭の美しさは、土塀に囲まれた枯山水、土塀の外は緑・池の庭園、低い土塀を隔てて陽と陰、この対比から生まれる美しさ」。講演の後、岩本さんに「イタリアの広場の美しさも龍安寺と同じ、高さ1.8mの堅固な土塀に代わる高い堅固な石の城壁であり、旧市街地の中央になる広場は石庭、そして城壁の外は緑の田園風景が広がる。城壁を隔てた陽と陰の対比から生まれる、同じですね。」と講演の後なので、ここまで細かくは話してはいないだろうが、そんな話をした。その後手紙を頂いたり、年賀のハガキの交信が始まった。その後、4年、5年後に竹中大工道具館(館長をされていた)を訪れたが、お会いすることが出来なかった。

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