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動物と人と社会 [わが街意識]

《動物と人との付合い 国柄》

朝日新聞(100528、朝)に、国柄の違いを感じさせる動物の記事があった。ギリシャ(南島信也記事)と日本(杉浦幹治記者)の記事だ。

<地域猫 トラブル防げるの?>
“「悪臭などが迷惑なので、野良猫にえさをやらないで」と将棋の元名人加藤一二三さんが隣人達に訴えられた裁判で、加藤さんは「猫の命を大切にするための地域猫活動だ」と主張したが、敗訴した。”
ニュースソース:asahi.com

ギリシャ危機 <スローライフ共感と違和感>
“「少しのワインと海、そして恋人、それがあればいい」ギリシャで歌い継がれている曲の歌詞だ。‥デモや暴動を取材しながら、必ず犬が参加していることに気がついた。「デモ犬」「暴動犬」と呼ばれている。そのうちの一匹が雑種の「テオドロス」。普段はファーストフード店の前などで一日ゴロリと横になって、市民や観光客から‥食うには困らない。もともとアテネには野良犬が‥2千匹捕獲したが、動物愛護の観点から処分せずに、狂犬病などの注射を打って名札付き首輪をして町に戻した。町ぐるみで犬を飼っていることになる。だがひとたびデモになると、先頭に立って武装警官にはげしく吠えかかる。”


そして、日本の記事に戻るが、“猫の適正飼育の普及活動に取り組む「日本捨猫防止会」の太田成江代表は「生き物の面倒を見るのは『可愛い』だけでは済まない。命に最後まで責任を持てるか。捨てることの罪深さを同時に伝えていかなければ、問題は繰り返される」と話している。”すごい気負いを感じる。‥?動物は人から餌をもらい、人は動物から癒しをもらう。お互いが何かしらの共同生活をしているのではないだろうか?

イタリアのローマを旅行した人なら、トッレ・アルジェンティーナ広場にあるローマ帝国時代の神殿の遺跡が猫の保護区域を見ただろう。35年後、今でも保護地域があることすら信じられない。ローマ人と猫との関係は、ローマ帝国にさかのぼる(ローマ軍のヨーロッパ遠征の際にも、食糧をネズミから守るために、猫を連れて行った)わけだが、。いまなおローマ人が猫に対する変わらぬ愛情を感じる。日本ならどうするのだろう思うと寂しくもあり、怖くもあり。 ローマ猫
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